2016年にクラウドから生まれたユーザーエクスペリエンスであるモダンなSharePointと開発者の拡張性フレームワークであるSharePoint Frameworkが初めて導入されました。その際にこれまでの発行機能やUXの拡張性は “クラシック” と名前を変えました。
それから10年後の今年、クラシック機能は毎月のアクティブ テナントをベースにすると利用状況を見ると5パーセントを下回る利用状況になっているそうです。またクラシックページではMicrosoft 365 Copilot の性能を十分には発揮できない状況にあります。
こうした背景からMicrosoft は今後2年をかけて、クラシックな SharePoint ページとカスタムスクリプトの追加や更新機能を Microsoft 365 の SharePointから廃止することになったようです。
対象となるページは次の通りです。
- Wikiページ
- Webパーツページ
- ブログページ
- 発行ページ
- カスタムのASPXページ
これらは最終的には新規の作成できなくなるだけでなく、既存のページは読み取り専用になります。ただ、Microsoft がコンテンツを削除するといったことはありません。
🎯2段階のフェーズによる廃止
廃止は2段階で行われます。
📅第1フェーズ: 2027年3月1日~
すべてのテナントで新規にクラシックな発行サイトを作成したりクラシックな発行機能をアクティブ化することができなくなります。
2027年3月1日以降に作成される新規テナントについて
2027年3月1日以降に作成される新規テナントでは、最初から新規にクラシックページを作成することはできなくなります。カスタムスクリプトの追加や更新機能は既定で無効化されています。ただし、この設定はモダンな SharePoint ページやSPFx ベースのカスタムソリューションには影響しません。これらは既存の組織のガバナンスかで引き続き動作します。
📅第2フェーズ: 2028年10月1日~
すべてのテナントに変更が拡大適用されます。
- クラシックなユーザー作成ページ(Wikiページ, Webパーツページ, ブログページ, 発行ページ, カスタムのASPXページ)は読み取り専用になります。
- 新規作成および編集はできなくなります。
- カスタムスクリプトの追加や更新は無効化されます。
まとめ&関連情報
モダンサイトが投入されてもう10年もたつのですね。その間にパンデミックが起きたり、生成AIが登場したりと目まぐるしい環境の変化がありました。
そんな中、クラシックサイトの利用はかなり少なくなっているようですね。とはいえ、まだクラシックページを利用している組織は、クラシックページの新規作成は控えてSharePointサイトページ(モダンページ)を利用するようにしておく必要があるでしょう。モダンページでは柔軟なセクションも導入され、テキストWebパーツも使い勝手が上がっていたり、クラシックページにはなかった機能が豊富に用意されています。必要があればモダンページで新規にコンテンツを作りなおすというのも考え方の一つだと思います。
クラシックページとサブサイト構成をいまだに利用しているのであれば、モダンサイトベースで社内ポータルを再設計する好機だともとらえられるかもしれません。 Microsfot 365 Copilot の利活用においてはデータ整備が重要であり、ガバナンスも見直す必要がありますが、この時サブサイトがあると設計の難易度は上がります。
ただ、既存の クラシックなSharePointページをベースに作り込みをしている場合は、対応に追われてしまう可能性が高く、きちんと情報収集の上、早めの対応が大切ですね。案外、2年はあっという間です。既存ページをツールを使ってモダンエクスペリエンスへの変換するアプローチもあります。詳しくは下記のリンク先を参照してください。
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